VIGとは?|投資初心者にもおすすめの米国ETFを実際に積み立てている感想をお伝えします

投資銘柄・投資方針

今回は、人気の米国ETFの一つ「VIG」をご紹介します。

私のようなサラリーマンが長期的に投資をしていく銘柄として、非常に優秀なETFだと感じています。実際に1年間積み立てているので、その感想もお伝えいたします。

このような米国ETFを購入するなら、SBI証券がおすすめです!

○この記事をおすすめできる方

  • VIGに興味を持っている方。
  • 実際にVIGを積み立てている人の感想を知りたい方。

1 VIGとは

1 VIGの基本的なスペック

VIGは、アメリカにある世界最大級の資産運用会社、「バンガード社」のETFです。

VIG
コンセプト10年以上連続増配の実績を持つ米国普通株への投資
純資産総額785億米ドル(2022年1月末)
運用開始年2006年
銘柄数200銘柄以上
経費率0.06%
分配金利回り1.74%(2022年2月末)

大きな特徴は、コンセプトの「10年以上連続増配の実績を持つ米国普通株への投資」という部分です。

インフラマン
インフラマン

「高配当」ではなく、「連続増配」をコンセプトにしているところがポイント!

米国ETFの中には、配当利回りの高い高配当銘柄に投資を行う「VYM」や「SPYD」なども人気です。

高配当ETFに組み込まれた銘柄は、将来の値上がりに伴う売却益(キャピタルゲイン)が狙えるというよりも、安定した配当金(インカムゲイン)が入ってくるのが魅力です。

また高配当銘柄の中には事業環境が成熟していて、株主還元に力を入れている企業も多く、高配当ETFの純資産総額も非常に大きくなっています。

定期的にキャッシュが入ってくるのは魅力的!

これに対してVIGは、組入銘柄の中には連続増配できるような成長力を持った企業が含まれています。

現時点での配当利回りは、上に挙げた高配当ETFよりも低いものが多いですが、その分将来の成長による売却益も狙えるETFになっています。

増配できる企業は業績も右肩上がりで成長しているケースも多く、投資を行っていく中でも安心感を持って投資していけるのではないでしょうか。

2 構成銘柄

2022年1月31日時点での構成銘柄は以下の通りです。

引用元)バンガード社HP:https://investor.vanguard.com/etf/profile/VIG

マイクロソフトやジョンソン&ジョンソン、P&Gやコカ・コーラなど日本でも馴染みのある企業が構成銘柄となっています。

この構成銘柄は年に一度入れ替えがあり、無配や減配となったり、財務健全性が落ちていると評価されると構成銘柄から除外されていきます。

インフラマン
インフラマン

個別株投資だと自分で考えてリバランスしていかないといけないので、自動で入れ替えてくれるのは嬉しいポイントです。

3 構成セクター

2022年1月31日時点での構成セクターは以下の通りです。

引用元)バンガード社HP:https://investor.vanguard.com/etf/profile/VIG

情報技術の比率が一番大きくなっており、資本財・金融・ヘルスケアと続きます。

公益・通信セクターの比率が少なくなっているのが特徴です。

4 経費率

経費率は2022年3月現在、「0.06%」と、かなり安い部類に入ると思います。

銘柄名経費率
VIG0.06%
VOO0.03%
VTI0.03%
VYM0.06%
インフラマン作成

S&P500指数に連動するVOO、米国市場全体を投資対象とするVTI、高配当ETFのVYMなどと同水準の手数料なので、コスト面でも優秀です。

5 分配利回り

分配利回りは2022年3月現在、「1.74%」とそこまで高配当というわけではありません。

しかし、連続増配というコンセプトだからこそ、利回りだけでなく売却益も狙うことができるという点が魅力的です。

銘柄名配当利回り(2022年2月末)
VIG1.74%
VOO1.34%
VTI1.28%
VYM2.75%
インフラマン作成

2022年2月の配当利回りも、VOOやVTIと、VYMの間というコンセプト通りの形となっています。

2 積み立て始めてから1年間の実績

私がVIGの積み立てを始めたのは2021年3月10日なので、この記事を執筆時点で1年間経過しました。

買付の詳細は以下の通りです。

約定日口数購入単価(米ドル)損益率
2021/3/10142.70
2021/4/121150.78+2.8%
2021/5/101157.15+4.6%
2021/6/101155.18+2.5%
2021/7/121157.33+3.1%
2021/8/101160.28+4.1%
2021/9/101161.50+4.2%
2021/10/111157.06+1.2%
2021/11/101166.90+6.6%
2021/12/101168.76+7.0%
2022/1/101168.25+6.0%
2022/1/224158.25-0.2%
2022/2/101163.02+2.6%
2022/3/101153.82-3.0%
合計17158.57(平均購入単価)-3.0%
インフラマン作成

基本的には毎月1口ずつ積立投資をしていますが、2022年1月の下落時に買い増しをしています。

米ドルベースで計算しているので、日本円に直すと少し違った結果になるかもしれませんが、直近の下落で、含み益は幻になりました。。。

ちなみにこの間のチャートは以下の通りです。

引用元)Yahoo!finance:https://finance.yahoo.com/quote/VIG/chart

2021年12月までは右肩上がりに伸びていますが、2022年に入ってからはかなりの右肩下がりです。

1月の買い増しも悪くはないタイミングだったと思うのですが、下落は続いていきます。。。

インフラマン
インフラマン

ただ、このような下落が続いても長期保有が原則です。

3 保有して感じた魅力

1 ETF一口あたりの価格が手頃なこと

1つ目は、ETF一口あたりの価格が手頃なことです。

2022年3月10日時点のVIGの基準価額は153米ドルで、1ドル115円の場合、日本円に直すと約17,600円ほどになります。

銘柄名基準価額(2022年3月10日始値)日本円換算(1ドル115円)
VIG153.82米ドル17,595円
VOO388.44米ドル44,670円
VTI213.77米ドル24,583円
VYM108.38米ドル12,463円
インフラマン作成

VOOやVTIよりも一口あたりの価格が手頃なので、つみたてNISAやiDeCo以外にETFの積立投資をしたい方にも始めやすい金額になっていると思います。

VOOやVTIに投資したいけれどそこまで投資金額を回せないという方は、同じ値動きをする投資信託に投資をするのが良いと思います。

私が米国ETF投資を行っているSBI証券では、以下のような投資信託を取り扱っています。

○VOOに投資する投資信託
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
○VTIに投資する投資信託
SBI・V・全米株式インデックス・ファンド

米国ETFに投資を行うなら、為替手数料の安いSBI証券がおすすめです!

SBI証券のメリットについては、下の記事で紹介しています。

2 株価下落に強いこと

2つ目は、比較的株価下落に強いことです。

VIGには、不況時でも増配を続けてきた、景気に左右されにくいディフェンシブ銘柄も多く入っており、株価下落時には比較的下落耐性があります。

例えばリーマンショック時では、S&P500は約46%下落したのに対し、VIGは約40.5%の下落と下落幅が比較的小さくなっています。

リーマンショック時VIGS&P500
下落幅(2008年9月15日→2009年3月9日)40.40%45.95%

チャートで見るとこのようになります。

引用元)Yahoo!finance:https://finance.yahoo.com/quote/VIG/chart
(青:VIG、黄S&P500)

また、コロナショック時に関してもS&P500は約33.5%下落したのに対し、VIGは31.5%の下落とこちらも下落幅が小さくなっています。

コロナショック時VIGS&P500
下落幅(2020年2月19日→2020年3月23日)31.51%33.61%

チャートで見るとこのようになります。

引用元)Yahoo!finance:https://finance.yahoo.com/quote/VIG/chart
(青:VIG、黄S&P500)

もちろん債券等に比べると下落幅は大きいですが、株式の中では比較的下落幅は小さいので、安定した運用が期待できると思います。

4 まとめ

今回は、米国ETFの一つ、「VIG」をご紹介しました。

爆発的に伸びたり、すぐに大きな分配金が手に入るという訳ではないですが、長期的に安定投資していくにはとても優良なETFであると感じています。

時間はかかってもコツコツ、じっくりと資産形成していきたい人に非常におすすめできるETFですので、気になった人は是非購入を検討してみてください。

SBI証券の口座を開設していない人は、まずは口座開設から!

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○VIGは、「過去10年間連続増配している米国株」を対象とするETF

○250銘柄以上に分散投資し、セクターもある程度分散が効いている

○長期的に安定して投資をしたい人には非常におすすめのETF

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